お正月に実家(長野県茅野市)に帰省した時にもらってきた
地元名産の棒寒天(茅野市が全国生産シェア50%以上!)。
初めて見る娘は興味津々。(今回は小林キユウが担当)



「このフニャフニャしたのはなに?」
「食べ物だよ」
「え?え? ほんと」
「これで天寄せ作るの」
「てんよせってなに?」



子供が「天寄せ」を知らないことに少し驚きましたが、
これってもしかして、長野の方言なのかとも思いました。
「簡単にいうとゼリーのこと」と娘に説明しました。


ということで、今回は信州・諏訪の郷土料理「天寄せ」です。
子供も食べやすいように、地元のものよりもやわらかめ作ります。





まずは小さくちぎってから水に浸します。
やわらかいので子供でも簡単。
子供には不思議な物体です。






30分ほど水に浸けたところでお鍋で弱火で煮ます。
焦げないようにかき混ぜながらゆっくり加熱。
「とけてきた。とけてきた! なんだかクラゲみたい」







砂糖を大さじ3杯投入。
続いて牛乳も投入。
今回は牛乳かん風ですが、地元では食紅を使って鮮やか色にして
冠婚葬祭時の料理として並ぶことが多いです。





冷めないうちによく混ぜます。
混ぜ混ぜはもう慣れたものです。





型に流し込み、しばらくすると固まり始めてきます。
完全に固まる前にイチゴを並べます。
なぜか「P」の字。
最近覚えた文字らしいです(笑)







冷蔵庫で冷やし固めて、いただきます!
(地元の天寄せは、包丁で角型に切って箸でつまめるほど固く作りますが、
今回は子供の好きなゆるゆるの食感で作りました)


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天寄せ(いちご牛乳かん)
●材料(3〜4人分)
棒寒天…1/2本
砂糖…大さじ3
いちご…適量

●作り方
1.棒寒天をちぎって水に30〜40分浸す。
2.小鍋に1と水100mlを入れて弱火にかけ、寒天が溶けるまで3〜4分煮る。
完全に溶けたら火からおろして砂糖を加えて混ぜ溶かし、牛乳も入れて混ぜる。
3.平らな容器に流しいれて、いちごを入れて冷蔵庫で1時間ほど冷やしかためる。

※かたく作りたい場合は、棒寒天1本あたり牛乳などの水分500ml(棒寒天1/2本使用の
場合は、水分は250ml)を目安に作ります。