すいとん

今週は、本人の切なる希望により「すいとん」です。
子どものころお腹がすくと祖母が作ってくれた私にとっては
懐かしい味わいですが、子どもにとっては保育園のお給食で
いただく温かくボリューミーな汁物の一品のようです。
まだまだ寒い日が続きますので、すいとんでも作って
お腹の中から温まりませんか?






「えー、すいとんって小麦粉で作るの?」
うどんともお餅ともわからぬ物体が、何からできるのか
娘にはナゾだったらしく、パンやうどんと同じ小麦粉から
できることが新鮮だったようです。

そんなわけで、まずはボウルに小麦粉を入れて
水を少しずつ注ぎ混ぜ混ぜ。







「どのくらい混ぜるの?」
「うーん、耳たぶくらいだよ」
正直、私もすいとんの水の量はわかりません。
祖母は、いつも耳たぶくらいといっていたので
そのまま娘に伝授。
耳たぶをさわりながら、真剣な表情で混ぜています。








さて、どうでしょう?
「うーん、なかなか滑らかにならないなぁ」
あきらめるのかと思ったら、
案外真剣にこね続けます。






つるりと滑らかになるまでこねたら、
ボウルにいれてラップをかけ、1時間ほど休ませます。
こうすることでしっとりした生地になります。






大人が作ったお汁に、ちぎったすいとんを落とし入れます。
ちぎったまま汁に入れちゃっていいんですが、
湯気が怖いようで、ご丁寧に菜箸で入れます。
このまま10分ほど煮込みます。








さて、完成。
鎌倉の鶴岡八幡宮参道の七味屋さんで唐辛子抜きで特別配合してもらった
娘専用の辛くない七味(正確には六味)をパラリ。
娘にとっては、大人の仲間入りしたみたいで、自慢の一品。
「うーん、いい香り〜」





「もちもちだねー。保育園のよりおいしいよー」
それは、よかった。




すいとんレシピ
ひと口大に切った鶏もも肉と野菜(大根、にんじん、ごぼう、れんこんなど)を
サラダ油で炒めて、だしを注ぎ10分ほど煮る。途中でアクをすくい、
しょうゆ、塩、みりん、酒で調味。
小さくちぎったすいとんの生地(薄力粉50g+水30〜40ml)を入れて10分ほど煮る。